ホストをする前に覚えておくと良い5つのこと? 元ホストが教える豆知識

男性でしたら誰でも「たくさん稼ぎたい!」「一攫千金を狙いたい!」と選ぶ職業の一つにホストという仕事があります。女の子とお酒を飲み楽しませて、高級なシャンパンやボトルを入れてもらって売り上げをつけるのがホストの仕事です。

実は私も最近まで大阪ミナミでホストをしていました。1年という短い期間でしたが、未経験の時から売れるにはどうしたら良いのかと調べたり試行錯誤を繰り返しているうちに毎月60万円以上売り上げることに成功しました。このまま続けていたら月100万円以上売り上げることができたくらいです。

そんな私が、これからホストクラブで働こうという方に、ここは注意した方が良い点や、やっておいた方が良い方法を紹介していきます。

ホストをする前に覚えておくと良い5つのこと? 元ホストが教える豆知識

1.ホストをする前に体験入店をする

ホスト未経験の人やホストクラブをあまり知らない人で多いかもしれませんが、どこのホストクラブにも一日体験入店というものがあります。面接して一日体験するという流れで、だいたい5000円~15000円を日払いとして貰えます。

お金が貰えて魅力的ですが、それより見て欲しいのがそのお店の雰囲気と働いている人です。ホストをしている人は現場上がりの人も入ればいかつい経歴を持っている人もいます。

私が最初に働いていたところでは、現場上がりの人が多くてその人に接客が悪かったら裏に呼び出されて怒られる人もいました。先輩達は基本優しい人が多かったですが昔ヤンチャだった方も多いので、働いている人にそういう人がどの位いるかちゃんと見ておいた方が良いでしょう。

2.お酒が弱くても飲まなくてはいけない

よくホストの求人サイトで「お酒が飲めない人でも働けます!」とよく目にしますが、ホスト未経験で新人ホストはお客様がいないので最初は先輩ホストのヘルプに回ります。もちろんお酒は必ずもらわないといけませんから、お客様が頼んだ焼酎や酎ハイを飲んで先輩ホストの手助けをします。

それにお客様から勧められたお酒は必ず飲まないといけませんのでお断りすることはできません。私もホストやりたての頃は、お客様に焼酎を一気させられ何回も潰れた経験があります。お酒自体あまり強くなかったので売れてない時は毎日二日酔い覚悟で仕事をしていました。

ホストを続けて次第にお客様も増えてきたので、その頃からあまりお酒を飲まなくてもヘルプの人が飲んでくれたのであの時からヘルプのありがたさが分かりました。 もしホストをやっていて、あまりお酒を飲みたくないのであればすぐに自分のお客様を増やすしかありません。お客様が呼べなかったらずっとヘルプをしないといけませんので、もし「すぐにでもお客様をつくる!」という覚悟がなければ、もう少し考え直した方が良いでしょう。

3.寮は入るところではなく出るところ

新人ホストや地方から働きにきた人が利用するホストの寮。私も地方から大阪に出てきたのですぐに住める場所として半年間寮生活をしていました。

しかし、お店にもよりますが、ホストの寮は基本一人部屋である事はほとんどなく私のところは一部屋に2人以上寝ていました。そうなると当然プライバシーも何もあったものではありません。私生活も常に監視されていることになりますので、ストレスもかなり溜まりました。

やる気がなく売れていないホストと一緒に生活すると自分のモチベーションまでもが下がってしまいやる気が出なくなったというホストもたくさんいました。しかし、プライベートが無くストレスを感じた私は「絶対に稼いで一人暮らしをしてやる!」と言うモチベーションに繋がったので半年で寮を出ることができました。もし寮生活を始めようと思うのであれば、すぐにでもここを出ると言うモチベーションは持った方が良いでしょう。

ホストをする前に覚えておくと良い5つのこと? 元ホストが教える豆知識

4.毎日セット代がかかるの? その金額とは?

ホストは見た目がとても重要なのでより清潔に見せるため汚れがないスーツを着るのはもちろん、ヘアセットして綺麗な見た目にしなければいけません。そのためにセットサロンに行ってセットしてもらうのですが店によってセット代を出してくれる店とそうでないところもあります。

基本セット代はホストもちで、私のところは自分で払っていました。私が通っていたセットサロンは一回1500円で美容師の方を指名するとプラス500円で合計2000円掛かりました。これを1ヶ月に計算すつと2000円×25日=50000円で月に5万円かかる計算になります。新人時代は給料の3分の1以上はセット代で消えていたので正直大変でした。 それでも売れるための自己投資だと考えてセットサロンに通い続けたら半年でセット代に困らないくらい売れる事ができたのです。

寝坊してノーセットで仕事をした時もありましたが、セットしている時とノーセットの時では新規のお客様のリアクションも変わってきますので断然セットした方が良いです。自分でセットするのも良いですがセットサロンに行ったら上手に仕上げてくれます。なのでホストをしようと思う方はセット代も掛かることを覚えておいてください。

5.売れたかったら先輩ホストをそのまま真似をする。

私がなぜ半年の間で、寮を出て安定した給料を稼ぐ事ができたのかと言うと、それは売れている先輩ホストをそのまま真似したからなのです。簡単に言いますと、売れている先輩の接客を真似したり髪型を真似たり、身につけている物まで徹底的に真似をしました。

世間一般からしたら人の真似をする事はあまりよくないと言われますが、クラブロマンスで代表を務める信長さんの本を読んで、真似をすることに対する大切さを知りました。私自身もオリジナルで勝負したかったのですが、なかなか売れず売り上げに困る時期もありました。その時に売れている先輩ホストをそのまま真似しようと先輩が通っているセットサロンに行き同じ髪型にしてもらったりその先輩のヘルプに付いて勉強したりしました。すると2ヶ月ぐらい経った時に少しずつ売り上げが上がっていきホストを初めて半年後には売り上げ60万以上稼げるようになりました。

やっぱり売れているホストには売れている理由がありますからそこを真似していけばあとは自然と結果が付いてくるのだとそう思いました。中にはオリジナルで勝負しようとしている人もたくさんいましたが、ほとんどあまり売れていませんでした。すぐに結果を出したいのであれば、自分の尊敬する売れている先輩の真似をするとすぐに売り上げも上がってくるのでオススメです。

まとめ

ホストをする前に大事なことを5つ紹介しましたが、これはあくまで私が感じたことをそのまま書きましたのでこのほかに違う記事を見てホストをするかを決めても良いと思います。私もホストをする前は女の子と楽しく話してお金がもらえる魅力のある仕事だと思っていましたけど、正直に言いますと簡単に稼げるわけではありません。

私もそうですが売れている人は裏で努力をしていますし、楽して稼ごうと思っている人は絶対に稼げません。女の子も興味のない男にお金を出してくれません。どうやったら初回のお客様にまた来てもらえるのか常に研究したり、休みの日や営業時間外でこまめに連絡をマメにする人が売れています。

その努力を楽しんで、できるのなら長く続けられます。それにホストをやっていると色々な事が学べますし、初対面の人との話し方やお酒の席でのマナーであったり、昼の世界では出会えない人もたくさんいます。とても楽しい世界なので一度はホストを経験しても良いでしょう。